目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43)森博嗣 ¥ 924 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
目薬αで殺菌します (講談... | |
| ストーリィなんてあってないようなものです、森作品。 でもある意味彼の作品は麻薬のよう。 一度ハマったらからには最後まで見届けないと落ち着かない。 惰性で買い続けている、というのが私にとって本当のところです。 過去の作品に比べるとストーリィ構成も文章も手抜き。 彼はもう契約済みの作品を世に出したら筆を折ると宣言していますので 消化試合というか、読んでるほうが惰性なら書いてるほうも惰性なんでしょうかね。 でも、必ずどこか一ヵ所にものすごく心惹かれる一文がまぎれているのもまた森作品。 心の中で感じていながらうまく言葉に出来なかったことに出会えたりするのですよ。 本作では、恵美が海月くんへの気持ちに気付くところがそれでした。 山吹さんだと思っていたのにな。海月くんだったんだね。 本気で誰かを好きになるときって、胸が痛くなるんだった。 大人になったつもりで、ずっとそのことを忘れていましたが、久しぶりに思い出した気がします。 恋愛というテーマにフォーカスして読んでほしいです。 とても落ち着いた作品だと思います。森作品はすべて読んでいますが、文章が美しい。このシリーズでは、鋭利と... | ||
スカイ・クロラ (中公文庫)森博嗣 ¥ 620 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
スカイ・クロラ (中公文庫) | |
| 静かな激しさと、激しい静かさを感じました。生きることの明確さが彼らにはあり、かたくなにそう生きる事を望んでいる素敵な単純さが私は好きでした。 私はこの巻から読み始めましたが、こういう結末であることを知った上で読んだ後(前)四作品も面白く読むことができました。この結末を知ってからこそ!!と思える所もあったと思いますので私はスカイ・クロラから読んでよかったと思います。出版順は、スカイ・クロラが最初に出たものなのです。 執筆者のブログに「スカイ・クロラ」が最終巻だということが明記されていました。 ただ、執筆者が出版順を敢えて最終巻から書いたというのは、スカイ・クロラから読むべきなのだろうかと執筆者のHPで見たところ、そういう質問が沢山あったようで。 回答は、「ナ・バ・ティア」から読むべきではとのこと。 理由は簡単。第一巻だから。 私は、出版順に&ここのレビューでスカイ・クロラは最終巻じゃない!!という言葉が大半を占めていたのでそれを信じました。 だからといって、後悔とかそういうのは一切ありません。 ナ・バ・ティアから読んでも、スカイ・クロラから読んでも、きっと最初に読んだものに戻ってし... | ||
モリログ・アカデミィ 11 (11) (ダ・ヴィンチブックス)森博嗣 ¥ 704 通常24時間以内に発送 |
モリログ・アカデミィ 11... | |
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スカイ・イクリプス森博嗣 ¥ 1,785 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
スカイ・イクリプス | |
| このシリーズの内容は本当に好きなのですが、 カバーの左下にくっついてくる 「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。 このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、 本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。 それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、 「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。 しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。 空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。 なんでこういうことをするのかな各種短編集でまとめられ、色々な登場人物の視点から書かれています。 ササクラの視点・ティーチャの視点・ミズキの視点・クサナギの視点の短編が大好きです。 あの後は・・・というような続きであったりと、シリーズを読んだあとに読まないと味わえない一冊です。 シリーズで、謎だった部分があって(感の良い方は気づいたかもしれないけど) 気づいていなかった私は、おぉ!?という解明される部分もあります。 で、また読み返すと(笑) また、謎も増えますけどね。(... | ||
クレィドゥ・ザ・スカイ (中公文庫 も 25-7)森博嗣 ¥ 680 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
クレィドゥ・ザ・スカイ (... | |
| 前巻までは、一人称視点の語り口に、ミステリーで培われたと思われる情報の抑制が効いていて、絶妙な小説だと思っていました。しかし、この巻では主人公「僕」は誰?ということに読者の関心が向くようになっており、まさに犯人捜しをするミステリー小説のようになっています。 私は、ミステリー小説を読むと、読者を誘導しようとする姑息な作者の姿が見えてきて楽しめないたちなので、他の巻では感じなかった不満を感じながら読むことになりました。そういった点で、すこしこの巻は毛並みが違います。 最後に主人公は明かされますが、どうとでも取れるようなもので、それまたもどかしい。 でも、クサナギとカンナミの関係が示唆されたり、物語の時系列的に次のスカイ・クロラでの登場人物の気持ちを推察したりと、最初に戻って読み返したいという気持ちが起きますので、シリーズ中で必須の巻と言えるでしょう。思うに私の感想って、本当に自分の気持ちの感想文です。初めて本を手にする人に参考にはならないでしょうね(笑)読んだ人には理解してもらえ得るのかと・・・。あなたはそう感じたんだ・・と。おっと、ムダ話!!失礼しました。この本は本当に「どういうこ... | ||
ナ・バ・テア (中公文庫)森博嗣 ¥ 680¥ 866¥ 950 ★★★★★ |
ナ・バ・テア (中公文庫) | |
| スカイ・クロラから時間をさかのぼったクサナギスイトの物語。 空は幾分、死に近い。空戦はゲームに似ていて、死はキルドレにとって単なるゲームオーバーだ。爆音も、手に残る衝撃も、Gも匂いも吐き気も、事実ではあるが生々しさには遠い。 キルドレたちは生や現実に感情を吐き出さない。 子どもにとって、死は近い。まだ生の実感から遠いからだ。普通の子どもはだから死をひどく恐れる。キルドレにとっては、死も生も同じ無関心さの先にある。 ならば何故、ティーチャは飛ぶ?ふたたびチータに戻って黒猫マークを描いた敵機に、クサナギスイトは意味より先に親近感を抱く。『ナ・バ・テア』を読んでいて、途端にあることが判らなくなった。 彼らが言うところの、「大人」や「子供」とは何だろうか。何年ぶりかに会った親族に言われた「大人になったね。」という言葉みたいに、それは自分を子供とみて発したものなのか、額面どおり大人に発したものなのか、考えてみると判然としない。そんなどこか飲み込み難い違和感を、同じように、本作中の「大人」と「子供」という言葉にも覚えた。 原因は、おそらく「キルドレ」という概念にあるのだと思う。しか... | ||
スカイ・クロラ森博嗣 ¥ 1,995 通常4〜5日以内に発送 ★★★★★ |
スカイ・クロラ | |
| このシリーズの内容は本当に好きなのですが、 カバーの左下にくっついてくる 「スカイクロラ 全国ロードショー」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。 このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、 本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。 それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、 「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。 しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。 空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。 なんでこういうことをするのかな映画公開ギリギリタイミングで読破。 最大公約数的な、安易な感想ですが 永遠を生きる苦しみ、有限の幸福ってトコがあるのかなぁ。 とても有意義な読書の時間だったのだけれど 僕のお頭ではうまく出力できないようです。 ところどころ、詩のようなテンポで綴られているのが印象的。 比較的短い割りに、満足感は大きいのでおすすめです。かなり好き嫌いの分かれる作品だと思う。 星一つの人がいるのもわからなくはない。 とにかく文体が独特で淡々としています。... | ||
どちらかが魔女 森博嗣シリーズ短編集森博嗣 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
どちらかが魔女 森博嗣シリ... | |
| 今まで出された短編集の中から、S&Nシリーズ短編をセレクトした短編集です。シリーズを未読の方だと、ネタばれになってしまう部分もあるので、出来ればS&NシリーズとVシリーズを一通り読んでからの購読をオススメします。 作中の時間枠に沿って、作品が収録されていまして、それぞれ独立した短編なのですが、通して読むと連作として最初から作られたようなきれいな重なり方をしています。特に最初の「ぶるぶる人形にうってつけの夜」と最後の「刀之津診療所の怪」の仕掛けは、それぞれ別の短編集に納められているときより、格段に判りやすくなっているので、シリーズが好きな方にはとてもオススメです。 | ||
ナ・バ・テア森博嗣 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ナ・バ・テア | |
| 自分の輪郭を認識する必要はない。自分の意思と感覚だけあればいい。 愛とか家族とか優しさを載せた自分の体はとても重い。 生きていくことは荷物が増えていくことだと思っていた。 荷物を背負って生きていくのが人生だと思っていた。 何もかも振り捨てて、自由に孤独に軽やかにダンスを踊る。 そんなことができるのだろうか。 それを希むことは怖くて私にはできない。 でもクサナギが飛んでいるのはとても気持ちが良さそう。棺の中で空だけを見ている。 それだけがリアルだ。 理由も目的もないけれど飛ぶことが楽しい。 理由や目的はわからないけれど会えると嬉しい。 人を好きになったすぐの頃のような気持ちでずっといられたらいいのに。 クサナギは死ぬまでそうやっていられるのだろうか? 21世紀に蘇った『かもめのジョナサン』とも云えるのではないか。 SF的なキャラクター設定を採りながらも、 本シリーズの中身は、実は純文学である。 他人を痛いまでに希求する寂しさを 大空の透明な孤高で昇華する主人公たちに 私たちが果たせない孤独の処理を託してしまう、そんな物語だ。 本書は第二巻ではあるが、 時間... | ||
クレィドゥ・ザ・スカイ森博嗣 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
クレィドゥ・ザ・スカイ | |
| このシリーズの内容は本当に好きなのですが、 カバーの左下にくっついてくる 「スカイクロラ 映画化決定」みたいな宣伝が邪魔で不愉快です。 このシリーズのハードカバーの装丁は非常に綺麗で、 本の中身と外観とどちらからも潔癖な感性が感じられます。 それゆえ本棚にあるこのシリーズを見るだけで、 「綺麗なものだけ見ていたい」そういう感情を抱かずにはいられないものでした。 しかし最近付き始めた、その綺麗な空の中にあまりに無粋に浮かぶ宣伝文句。 空の中にまで「重い汚れ」が入ってきたみたいで非常な嫌悪感を感じてなりません。 なんでこういうことをするのかなスカイ・クロラシリーズの最終巻。時系列としてはスカイ・クロラの前。 生きること、命、老い、戦い、愛、人間、キルドレ、過去、そして自分。 意識したことはなかった。 意識する必要がないと思っていた。 空で戦うことができれば、それで良い。 そんな主人公が、自分・他人と向き合う姿が描かれています。 「なぜ生きるのか」、「自分とは何なのか」 死なない、成長しない、そんなキルドレだからこそ直面してしまう問題ですが 読んでいて、自分と主人公の思考がリンク... | ||
フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life森博嗣 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
フラッタ・リンツ・ライフ―... | |
| 傷つかないようにして生きていくためにどんどん鈍くなっていく。 ぶあつい殻に包まれて自分がどんな形をしているのか分からなくなった。 摩擦がないように生きていく、周りに適応してい生きていく、 そんなことを考えているうちに自分が行きたい方向も見えなくなった。 生きるためだけに生きる。シンプルなことなのに。 瞬時の判断で飛ぶ方向を見定めるパイロットは飛ぶために飛んでいる。シンプルに。 自分のために生きている、と言いたい。誰かに言うのではなくて、 自分に対して正直にそう言えたらいい、と思った。 会いたいと思うこと、生きていてほしいと思うこと 自分がその人に影響するか否かに関わりなく その気持ちを言葉で定義したくない それは生きていくことと同じくらい切なくなるものだと思う。 21世紀に蘇った『かもめのジョナサン』とも云えるのではないか。 SF的なキャラクター設定を採りながらも、 本シリーズの中身は、実は純文学である。 他人を痛いまでに希求する寂しさを 大空の透明な孤高で昇華する主人公たちに 私たちが果たせない孤独の処理を託してしまう、そんな物語だ。 本書は第四巻ではあるが、 時間軸的には... | ||
フラッタ・リンツ・ライフ (中公文庫 (も25-5))森博嗣 ¥ 680 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
フラッタ・リンツ・ライフ ... | |
| 私だけか??ミステリーだと思うのは。いつも、読み始めてしばらく経つまで、主人公が誰だかわからない・・。これって私の解読力がないから?って戸惑ってましたけど、これが「わざと」かかれてるんだよね??と思いました。いやはやもうこの本を読んでる頃には、このシリーズにはまっていて、特に哲学的な思考っていうのかな?主人公の回想とでもいいますか?そこが、読んでて潔くてきれいと感じました。いつ死んでもいい・・というかその覚悟ができている戦闘機乗りの思考・・・。なるほど・・と。この本を読んで、本当にあ・・・これってミステリーなんだね??と思いました。興味深いです。この映画のアニメのイラストがさわやかでかわいらしい表紙ですが、いやいや・・・深いです。このシリーズの中では、この本の主人公だけが何にも囚われていない、すべての関心が、ただ飛行機と空にだけ向けられていると思います。 だから読んでいて、とても気持ちがいい。 他の4冊は幾分主人公が他に関心や執着を持っている感じがするのです。 この本の主人公は自分の周囲で起こる、自分を含めた出来事をあるがままに受け入れるだけ。 抗いもしない。疑問も持たない。 これっ... | ||
ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven森博嗣 ¥ 1,890 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ダウン・ツ・ヘヴン―Dow... | |
| 21世紀に蘇った『かもめのジョナサン』とも云えるのではないか。 SF的なキャラクター設定を採りながらも、 本シリズの中身は、実は純文学である。 他人を痛いまでに希求する寂しさを 大空の透明な孤高で昇華する主人公たちに 私たちが果たせない孤独の処理を託してしまう、そんな物語だ。 本書は第三巻ではあるが、 時間軸的には第二巻にあたる。 シリーズを通した主人公、クサナギの パイロット中期時代が描かれている。 今までに出てこなかった組織や社会といったファクターが 物語の中に色濃い影を落としてくる巻である。 その束縛は高空の空気の薄さよりも、息苦しい。 であるからこそ孤高の空の自由度が 簡潔、かつ的確な表現と相俟って より強いカタルシスを生んでいる。 スカイクロラシリーズ3作目。 ここまできても明らかにされない詳細な世界観。 主人公「僕」の辿る空と地上の物語。 十八番の専門用語で綴られるスピード感は一段と増している。この話で、「ナ・バ・テア」や「スカイ・クロラ」のように自由に空を飛べる事が難しくなっている。まるで、大人の契約に駄々をこねる子供のように、自分がしたいように出ない、ならない... | ||
ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)森博嗣 ¥ 680 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ダウン・ツ・ヘヴン (中公... | |
| グングン読み進めていけちゃうような、おもしろさではないけれど、好感をもって主人公を追っていけるスピード感がよかったです。まだこの本を読んでいるときは、私もこの本の中で戦いを楽しんでいるようなお気楽さがありました。おもしろいな!!と思いで次の「フリッタ・リンツ・ライフ」へうきうきとした気分で手を伸ばしました。次からだんだんとミステリーですスカイ・クロラシリーズの第3弾。 今回は草薙水素の戦闘時代が描かれます。 飛ぶことだけを夢見て、飛んでるときだけに『生』を感じる。 敵を落とし、仲間が死に、それでも戦う。なぜなら空に飛ぶことが自由でいることを実感できる空間だから。 スカイ・クロアシリーズで一環して語られている、この感覚。 飛ぶ=自由。 キルドレとして一生大人にならない体を与えられ、死と生のすれすれの空間で戦い続けているにもかかわらず、『死』に対して重く捕らえるところはなく、自由に飛びまわれるために余計な重さをそぎ落とした戦闘機散香のように、文体もただ飛ぶ=自由についてのみ純粋に描かれている。 だからこそ、負傷し翼を失った戦士キルドレ草薙の療養生活は、いかに憂鬱で不自由で、砂漠の中で... | ||
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)森博嗣 ¥ 770 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
すべてがFになる―THE ... | |
| Fの謎は数学ファンやコンピュータファンにはすぐ判るだろうが、 密室のトリックは絶対ロボット絡みだと思い、 見事に騙されました。 本格推理として見事に騙されて気持ちいいが、 エコものとして、 思想的に大傑作だよね。 主人公の探偵が、 若くて綺麗な女にモーションかけられても、 キスさえしないキ○ガイなのも良かった。 SFではないが、 地球(自然)と人類と機械の理想の未来のビジョンを提示した素晴しい本。 SFファンは必読だな。 私にはよく分からないと感じる事が多い作品でした。 主人公2人、四季ともに天才であるらしいがそれの描写があまりない。 登場人物に共感出来る部分や魅力を感じられ無かった。 所員にコンピュータにはエラーや手落ちが無いとあれだけ言わせたが、トリックはコンピュータの仕組みがらみ。そのトリックだと記録が残らないって言われても納得できません。 犀川が煙草を吸う描写の異常な多さ、そこまで必要だったのか。モエが妹へ嫉妬するのもいらなかった。 所員なら客を「ゲスト」として迎え入れられるシステムにしたのなら、イレギュラーな来訪者が訪れる事も予測するべき、天才であるなら。 タイトルの「す... | ||
僕は秋子に借りがある 森博嗣自選短編集森博嗣 ¥ 1,890 通24時間以内に発送 |
僕は秋子に借りがある 森博... | |
| ・・・ | ||
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)森博嗣 ¥ 820 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
幻惑の死と使途―ILLUS... | |
| 今回は謎が大きい割に、解明されたトリックはシンプルでわかりやすい。 真犯人は意外な人物で驚かされ、最初の方を読み返してしまった。また、キーワードに「名前」と いう言葉が用いられ、それが殺人の動機にも深く関わっているつくりには感心した。 萌絵と犀川の仲は特に著しい進展が見られず、その点が残念。 読んでいる間は、おもしろさを感じて結末がとても気になりますが、一読後、もう一度読みたいという気が起きません。あと、S&Mシリーズの他の作品についても感じることですが、「理系人間」の描写が表層的で心の動きまで追い切れていないように感じられます。私の場合、たまたま「理系人間」が近くにいるので、その人物を思い浮かべながら読むので楽しめますが、周りにいない人の場合は、理系ワールドが理解できないままに終わってしまうかもしれません。賛同者にあまり出会ったことはないが、本書、「夏のレプリカ」、「今はもうない」は、森博嗣絶頂期の3部作と勝手に命名している。 その中でももっとも気に入っているのがこの本書である。 この作品のポイントは犯人の人間的魅力であると思う。 驚愕すべきトリックが仕掛けられている訳ではない本書... | ||
τになるまで待って (講談社文庫 も 28-36)森博嗣 ¥ 620¥ 250¥ 867 ★★★★ |
τになるまで待って (講談... | |
| …と、ツッコミをつい入れてしまうようなラストでした。 こういう運び方もあるんだな、と、森さんの自由さに感服。 学生たちの会話が好きなので、このシリーズはいつも楽しみにしてます。 まるでその会話を近くで聞いているような錯覚。 読者を引き込む力は間違いなくピカイチです。森さんの小説はたまにそうきたかというのがありますが・・ 今回も読者のこんな感じのトリック、結末かなっていう予想・期待をおもいっきり裏切ってくれます。 その意味でミステリーというか・・評価が分かれそうですね。 過去のシリーズの作品を読んだことがあると、つい「こんな感じのトリックかな」と予想してしまうわけですが、 いつもの登場人物たちの会話で同じ様な推理が登場し、「そんなわけないじゃん」的に蹴られます(泣) 多少自尊心が傷つく作品です(笑) ただ、謎は謎のまま残るところがあるので・・次作以降に持ち越しなのか。 ん〜、分かりませんが、このシリーズ全体に謎やストーリーが隠されていそうです。 なので、この本だけ読もうという人にはおすすめできない気がします。 少なくとも過去2作を読んでないと登場人物すらよく分からないんじゃないかと。... | ||
有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)森博嗣 ¥ 1,200 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
有限と微小のパン―THE ... | |
| 少々、長すぎたのでは、とも思うが、 シリーズの完結編と考えるなら、この長さもやむを得ない。 推理小説としては、はっきり言って破綻しているし、 犯人の動機の弱さも相変わらずで、残念な面は多々ある。 しかし、天才・真賀田四季をはじめ、主人公である犀川や萌絵の成長、 そして森博嗣の価値観が如実に表現されており、 感銘を受ける言葉がいくつもあったのは事実。 『すべてがFになる』と対になる作品であり、 ラストの鮮やかな幕引きは、著者の作品の中では秀逸。 個人的には星5つでは足りない、著者の代表作であると思われる。 タイトルもいいしね。評価は人それぞれだが、トリックと真犯人がわかったときの驚愕や興奮についてはシリーズで 1,2を争うと感じた。 他のレビューにもあるとおり真賀田四季の存在感が全体を引っ張っていき、まるで主人公のような 扱い(それでいて萌絵も犀川も十分活躍してるのだが)。 また、他にもRPGに描かれたメッセージの謎や、萌絵の泊まった部屋にあったメッセージの謎、教会 のエレベーターの消失トリックなど、細かい謎解きが多く飽きさせない。 最後の最後であっと驚くオチがついている。 また、... | ||
封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)森博嗣 ¥ 820 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
封印再度―WHO INSI... | |
| 純粋なトリック(いわゆる本格ミステリ系)としては、??な内容ですが、 タイトルと、その英語バージョン(サブタイトル)と、 あと各章ごとのタイトル、全て含めて見ると、二度三度と見る楽しみが増すのでは… ある意味、それがこの「ミステリ」一番の「トリック」だと個人的には思いました。 森博嗣初心者にはあまり、お勧めしませんが 別の「M&Sシリーズ」(森博嗣氏の、初期〜10作品)を読んで、もう一作読んでみよう、という人にはお勧めです。今回は開かない箱の謎と密室殺人のトリックがワンセットになっており、そこらへんは前の 「笑わない数学者」に似ている。 やはり今回もトリックをあっさり解明してしまう犀川がかっこいい。 それよりも本作で一番の読みどころは話の序盤でクリスマスを一緒に過ごす時の萌絵の ヒステリック。これがかなり笑った。 その後にも色々二人の間で事件が起きてて、物語全体のターニングポイントになっているのがわかる。 というか犀川がどんどん普通の人間になっている気がする。 それと毎回珍獣のような扱いをされる国枝桃子。今回も色々なアクションを起こして笑わせてくれる。 最後のオチもよかった。大... | ||